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製造現場の安定稼働を守る!!Easy-Laser®「レーザーによる芯出しシステム」のご紹介

2025.08.27

製造現場において、モータやポンプ、送風機、コンプレッサーといった回転機器は、ライン稼働を支える基幹設備です。しかし、これらが突発的に停止すれば、生産効率の低下や納期遅延、修理費用の増大といった深刻な問題に直結します。その根本原因の一つが「芯ずれ」です。

芯ずれは振動や騒音を増大させ、ベアリングやカップリングの摩耗、シールの破損、潤滑油の劣化などを引き起こします。結果的に設備寿命を大幅に縮め、突発的な停止や高額修理を招くリスクが高まります。したがって「芯出し精度をいかに高めるか」は、保全担当者にとって極めて重要な課題なのです。

従来のダイヤルゲージによる芯出し

従来、芯出しにはダイヤルゲージなどアナログな計測器が用いられてきました。しかし、こうした手法には以下のような課題があります。

  • ・測定と調整に長時間を要し、設備停止時間が増える
  • ・作業結果が作業者の熟練度に大きく依存する
  • ・測定データの記録・報告が非効率で、品質保証やISO対応が困難

保全部門の人手不足やスキル格差が顕著になる中、誰でも短時間で高精度な芯出しを実現できる仕組みが必要とされています。

レーザーシャフトアライメントの芯出し

今回ご紹介させて頂くのは、世界各国で高い評価を受けている Easy-Laser社のレーザーシャフトアライメントシステム です。従来のダイヤルゲージによる芯出しの課題を解決し、保全業務に大きな変革をもたらします。

主な特長

  • 高精度な測定:レーザー光線を活用し、人為的誤差を最小化した精密アライメントが可能。
  • ライブモード:表示調整状況を操作画面でリアルタイムに確認でき、作業効率を飛躍的に改善。
  • データ管理:測定結果をPDFおよびExcelで保存可能。報告書作成が簡易。
  • 作業者の負担軽減:短時間で正確な作業が完了するため、現場の安全性と生産性を同時に向上。

このように、誰が担当しても安定した芯出し精度を実現できる点が、保全業務において大きな特徴となります。

ラインナップのご紹介

レーザーアライメント①
  • XT440:水平および垂直設置型機械の芯出し専用システム。測定ユニットには電子角度計が内蔵されており、わずか40度の回転領域でも計測が可能です。
  • ・XT660:XT440同様、芯出し専用システム。マシントレイン(3台連結した機械装置)、マルチポイント、スウィープ機能を追加しています。
  • ・XT770:回転機械の芯出しに必要な機能と幾何計測への拡張が可能。

導入目的や現場の状況に合わせて機種を選択することで、投資対効果を最大化できます。

「壊れる前に防ぐ」予防保全としての芯出し作業

レーザーアライメント②

これまでの保全は「壊れてから直す」ことが中心でした。しかし今は、設備寿命を延ばし、突発的なトラブルを未然に防ぐ「予防保全」への転換が不可欠です。芯出し精度を向上させることは、その第一歩となります。

  • ・突発的な停止を防止
  • ・修理コストの削減
  • ・設備寿命の延長
  • ・保全作業の効率化と標準化

「最近振動が増えた」「ベアリングの寿命が短い」「突発的な停止が多い」こうした兆候が現れているなら、芯出しの見直しが必要です。
ご興味のある方はこちらよりお問合せください

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