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省エネ補助金を活用した空調機器入替えのご提案

2024.06.05

ここ1~2年、インフレ・円安を背景に製造業全体で原材料費の高騰が経営課題の一つとなっています。特に、電力費の高騰は凄まじく、多くの工場で利益確保が難しく、値上げの相談をする一因となっています。まもなく、梅雨の時期を迎えますが、ここ2年ほどと同程度の夏場を迎えることを想定すると、今期も空調機器による電気使用量の大幅増加は覚悟しなければなりません。では、何をすべきかというと、省エネ性の高い空調機器の導入や、遮熱対策などが挙げられ、特に省エネ補助金を活用した省エネ性の高い空調機器への入れ替えは今から検討を進めるべき内容と言えます。そこで今回は、皆様に活用いただきたい補助金情報をお伝えいたします。

今年度、おススメの省エネ補助金

今年おススメの補助金の一つが、経済産業省から出ている省エネルギー投資促進支援事業費補助金です。現在、2024年5月27日(月)~7月1日(月)の期間で2次公募がスタートしています。

特に工場内設備を見直す上では、(Ⅲ)設備単位型が有効と言えます。省エネルギー投資促進支援事業費補助金(Ⅲ)設備単位型はSII(一般社団法人環境共創イニチアチブ)が予め定めたエネルギー消費効率等の基準を満たし、かつ補助対象設備として登録及び公表した指定設備へ更新する事業が対象となっています。本補助金では設備費のみが対象となりますが、補助率は1/3以内、上限金額は1億円と大型の設備入替え工事も対象となっています。

補助金の対象となる製品は?その一部をご紹介

本補助金で対象となる機器は、室外機、室内機、リモコン(集中含む)、パネル、全熱交換器があります。ただし、先に記載の通り、SII(一般社団法人環境共創イニチアチブ)が指定し基準値を満たし、補助対象として登録が完了している設備が対象となります。※最低1週間以上のエネルギー使用料を実測データ等を用いて報告が必要となっています。

また、採択を獲得する上でのポイントとしては以下の4点があげられます。

・省エネ診断を事前に行うと加点項目となり、採択が有利になります。
・大手企業様より中小企業様の方が採択率は高いとされています。
・省エネ率・省エネ量で評価されます。
・省エネ量に対しての費用対効果が高いとより有利

これらのポイントを押さえてどのように補助金を活用すればよいのか?をお伝えします。

当社がおススメする補助金活用の一例

当社が本補助金を活用して、入れ替えをお勧めしたい製品の一つが、ダイキン工業の空調機器です。これまで広島県内でも補助金が採択された事例がいくつかあります。例えば、工場、事務所棟を持つ企業様で、81馬力相当を持つ空調機器と全熱交換器十数台の導入を、約500万円の補助を受け、1,500万円超の実費負担で導入された事例があります。(※ダイキン工業の事例。当社が過去手掛けた省エネ機器導入例は下記にてご紹介しています。)

また、ダイキン工業であれば、先に挙げた申請において加点項目となる申請前の省エネ診断の実施とともに、補助金申請の手続きサポート等が可能です。空調機器の入れ替えを検討中の皆様はまず、当社にお問い合わせください。最後に過去当社が空調機器の入れ替えを手掛けた事例をご紹介します。

当社が提案をした省エネ性の高い空調機器への入れ替え事例紹介

お客様より、工場や事務所で使用中空調機が20年選手の古い機器が多く、設備の入れ替えを行いたいとお問い合わせをいただきました。本事例でも補助金を活用した提案を行っており、省エネ性の高い機種を導入する事が条件でした。補助額は補助金によって分かれますが、本事例においても昨今の電気代の高騰も加味すると長期的にメリットがあるとお客様が判断され、採択が受かれば更新したいとの話となりました。

本事例においてご提案をした設備は、ダイキンの空調機器の中で最も省エネ性の高いFIVE STAR(一部対象機器が無く、ベーシックモデルのECO ZEASを採用:食堂向け床置き型)をご提案し、工場内、事務所、休憩室、食堂を対象に、天吊形、天カセ形、床置き型の計9箇所一式更新となりました。

本機器を導入いただいた企業様からは、更新により現場環境も改善されたとお喜びの声をいただき、さらにオペレーターや作業員の作業効率UPに繋がったとの評価をいただきました。

電力費高騰は今後も避けられません。長期的な視点で補助金も活用しながら、省エネ性の高い空調機器に更新されることをおススメいたします。空調機器の更新を検討中の皆様は、スガナミ物産までご相談下さい。

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