工場エンジニアリングのマイスターが生産現場の
お役立ち情報、サービスを提供します
Useful information
2025.05.20
省エネ・GX商材
近年、インフレ・資源価格高騰により、工場内ではインフラ周りのランニングコストが高くなり、利益の圧迫につながっています。加えて、ここ数年の温暖化による平均気温の上昇は顕著であり、工場や倉庫、事務所内などの温度管理は、働く方々の健康を守る上でも事業者が守らなければならないものとなっています。
さらに、本年6月からは職場での熱中症対策が義務化され、違反した場合には罰則も科せられることになり、真剣に向き合うべき経営課題の一つとなっています。
そこで今回、当社から提案可能な暑さ対策をご紹介いたします。ご紹介をするのは、最近導入いただく件数が多い、屋根への遮熱塗装工事についてです。本施工により最大40%の電力費削減に成功した事例もあります。働く社員様にとっての快適な職場環境を提供し、企業側にとってもは省エネ効果をもたらす、特殊な遮熱塗料・塗装工事事例です。詳しい情報は下記にて紹介をさせていただきます。
1.従業員の健康管理を考えたい…という方: 工場内の暑さ対策、熱中症予防
2.エネルギーコストが高く、省エネ対策を考えたい…という方: 夏場の空調費削減、省エネ化
3.法規制への対応を検討・実施したい…という方: 2025年6月からの熱中症対策義務化への対応
工場や倉庫の屋根は、太陽光を直接受けるため、室内温度上昇の大きな原因となります。ミラクールを屋根に塗装することで、太陽光の反射率を高め、建物内部への熱の侵入を大幅に抑制できます。 これにより、室内温度を下げ、空調効率を向上させるだけでなく、熱中症のリスクを軽減し、従業員の健康を守ることにもつながります。ミラクールを活用した、屋根への遮熱塗装工事の特長は主に2つあります。
ミラクールを屋根に施工することで、屋根の温度上昇を抑制することで屋根から建屋内に与える熱の伝導率を低下させ、内部温度の上昇を抑え、空調コストを大幅に削減します。
また昨今、日本の夏場の平均温度は年々高い水準となっており、現場作業の効率低下を招いています。そこでミラクール施工により、屋内温度を下げることで、熱中症のリスクを軽減し、従業員の健康管理と作業効率向上に貢献することができます。
太陽光反射率92.2%、長波放射率99.1%を誇り、高い遮熱効果を持続します。10年後でも83%の太陽光反射率を維持する耐久性も魅力です。長期的な視点で働く環境改善や、電力費等の削減(省エネ)を検討中の方にはおススメの施工工事です。
※実証実験:太陽に見立てた100Wのランプを10分間照射し、屋根の温度を計測しました。一般塗装が70.5℃まで上昇したのに対して、ミラクールは49.5℃!一般塗装と比べると21℃も低い結果となりました。これは、ミラクールの特殊な塗膜が太陽光(近赤外線)を反射することで屋根温度の上昇を抑え、建物の中が暑くなりにくくなったためです。
※実証実験:同じスレート屋根に塗装されたミラクール(塗装後8年経過)と他社塗料(塗装後8年経過)、 他社塗料(塗装後6年経過)を経過観察しました。ミラクールの塗膜は非常に綺麗な状態を保っていましたが、他社塗料の塗膜は剥離が多数発生しており劣化が進んでいることが分かりました。チョーキングの発生程度も明らかに違い、耐久性に大きな差があることが確認されました。
他社メーカーが提供している、遮熱塗料は遮熱効果を出すために3回塗りを行っていますが、ミラクールの場合には2回塗りで先にご紹介した効果を得ることができるため、短い工期での施工が可能です。
工期をできる限り短くしたい…。早く対応をしてほしい…といったニーズにも対応が可能です。また、塗装工事その他にも、工場内倉庫において熱に弱い原材料や製品を保管する際、品質劣化、変質、蒸発を防ぐことができます。
多彩なカラーバリエーションがあり、お客様のニーズに合わせた選択が可能で、従来の外観イメージを損なうことなく、遮熱塗装が可能です。
ミラクール施工後、屋根直下の室温が屋外外気温プラス1~2℃程度となります
(室内熱源無しの環境、最も遮熱性能が高い仕上げ色クールホワイトご採用時)
2025年6月より、労働安全衛生規則が改正され、職場における熱中症対策が事業者の義務となります。 具体的には、WBGT値(暑さ指数)が一定値を超える場合には、休憩場所の確保、作業時間の短縮、水分・塩分補給の徹底などが求められます。
これらの対策を怠った場合、事業者には罰則(6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金)が科せられる可能性があります。人手の確保が難しくなっている今、働く環境の整備は採用活動を進める上でも欠かせません。2025年法令の改正が進んだ今こそ検討ください。
同カテゴリーのお役立ち情報
製造業の現場は、高温、多湿、粉塵、水分の多い場所など、過酷な環境下での作業が求められることが少なくありません。ベアリングやチェーン…
昨今、省エネ対策はコスト削減や企業のブランド価値向上の観点からも非常に重要です。昨年からの燃料や電気料金の価格高騰に伴い、省エネに…
アスファルトの遮熱対策のご提案! 夏場の厳しい暑さにより、工場や施設の駐車場や通路が高温になり、作業員や設備に深刻な悪影響を及ぼし…
製品や建築物が直面する深刻な問題とは? 日々の摩耗、衝撃、化学薬品による腐食、紫外線による劣化など、私たちの製品や建築物は多くの危…
昨今、製造業ではDXとともに省エネ・GXが1つのテーマとなっています。当社でも様々な省エネ関連商材をご提案することが増えています。…
昨今、製造業ではDXとともに省エネ・GXが1つのテーマとなっています。当社でも様々な省エネ関連商材をご提案することが増えてきており…